大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年1月14日付け

 日本語教師八十人が全伯から集まって行われた全伯日本語教師合同研修会。「情報交換もでき、互いに学び合える」と多くの参加者が太鼓判を押す。しかし、JICA後援事業にも関わらず、各地で日本語教師をしている同青年・シニアボランティアの参加者は一人か二人。聖支所としても新人教師がほとんどのボランティアに参加を促してもいいのでは。「新年で旅行中の人が多いようだが、参加して欲しかった。まあ、お立場が違いますから」との皮肉も。
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 すまし汁に焼いた角餅でさっぱりと。煮た丸餅を白味噌仕立てでコク深く。雑煮の食べ方は地方によって異なるが…。商工会議所の新年会で出てきた関東風雑煮、「餅が固い」と嘆く出席者の声。記者も先日、有名和食レストランで食べた雑煮の半焼けの餅にがっかり。餅だけに、もう少し〃粘り強く〃調理に時間をかけて欲しいもの。 
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 一九八四年に訪日した県費留学、研修生、文部省、技術研修生らが二十五周年を記念し、十二日に新年会を行った。六十人のうち、十八人が集まり、懐かしい話に花を咲かせた。幹事役は、団長だったサンパウロ文化福祉協会の中島エドゥアルド事務局長。〇四年には、HPも立ち上げ、現在は三十二人と連絡がつくという。「ほかのメンバーも探して、一度全体会議をやりたい」とOB会の盛り上げにやる気。
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 ブラジル日本会議が普及を進めている冊子「嵐の中の灯台」(名成社)。同団体ではポルトガル語版の発刊を企画しており、七月に完成する見こみだ。その後はサンパウロ州十二の日本語コースのある小中高等学校に配布される予定だという。