今年は5県人会が創立式典=北海道は記念の物産展=宮崎からは東国原知事

ニッケイ新聞 2009年1月15日付け

 今年は五県が創立式典を予定していることが本紙の調査でわかった。七十周年の北海道協会を筆頭に、宮崎文化援護協会は六十周年、青森、福井、和歌山の各県人会は五十五周年、長野県人会は五十周年を迎える。各会の式典予定、記念事業などを紹介する。
 予定されている五県人会の式典の中でも、県知事を先頭に盛大な慶祝団が組まれると予想されるのは、宮崎県人会(長友契蔵会長)。八月二十三日の記念式典で注目を集めるのは、元お笑いタレント(そのまんま東)東国原英夫知事の出席だ。人気政治家なだけに、日本でも話題を呼びそうだ。
 北海道協会(木下利雄会長)の七十周年式典は、道人移民九十周年並びに現会館創立十周年も記念し、八月三十日に同協会で開催される。道から少年軟式野球団の招待も計画中で、知事ら慶祝団の出席やその他詳細について三月の総会で明らかになる見込み。
 北海道で目玉となるのは、記念の物産展開催だ。これまでには〇四年に第一回目が開催されており、前回好評を博した筋子、イクラ、タラコなどの海の幸、それ以外に乾物、昆布、シシャモ、生ラーメン(味噌味)などを展示販売する予定。
 また、七十周年創立を記念して記念誌編纂を北海道の出版社に要請しており、同式典か遅くとも今年中に発行する予定。
 五十五周年の和歌山県人会(木原好規会長)では、十月十八日に文協で記念式典を計画している。
 同じく五十五周年を迎える青森県人会(玉城道子会長)は、今月二十五日に開かれる新年会・敬老会の後に式典の計画が具体的に決められる見通し。
 長野県人会(新井均会長)は、十一月に五十周年式典を開催予定。今月三十一日の定期総会で承認される見込みで、その時に県知事来伯について打ち合わせが行われる。
 五十五周年の福井は、志田茂夫会長によれば「十年単位で記念式典を開催する方針なので、式典の開催はない」という。
 その他で富山県人会(市川良一会長)は、県人会式典はないが、母県の富山南米交流会(富山県所在)が十月に創立三十年式典を富山県で開催することを予定している。