「2059年に会いましょう」=レジストロ=元旦にタイムカプセル=百周年の記録を未来に

ニッケイ新聞 2009年1月16日付け

 レジストロでは元旦に文協で行われた新年祝賀会終了後、タイムカプセルが豊田豊さん制作のモニュメント「太陽の扉」の下に納められた。
 タイムカプセルに納められた主な物は次の通り。
 レジストロ市ブラジル日本移民百周年祭実行委員会のプロジェクト、〇三年のレジストロ実態調査、サンドラ・ケネデイ新市長の就任式の演説、文協役員の名簿、地元紙「ジョルナル・レジオナル」の日本移民百周年特集号、「友情の灯」のDVD、文協会長及び役員のメッセージ、豊田豊造形作家制作の七つのモニュメントの写真、KKKKの本、レアル銀行の本など。
 〇七年六月十三日にこの記念塔が建立された時、すでにタイムカプセル用のスペースが作られていた。これは五十年後の二〇五九年に開けられる。
 五十年と一口に言うが、この歳月は人間の一生の大部分である。半世紀前はどんな世の中であっただろうか。
 この間に、テレビ、携帯電話、カメラ、コンピュータ、CD、DVD、交通機関、情報機関いずれをみても、目まぐるしい進歩を遂げた。そして宇宙開発にも目覚しい発展を見た。
 この期間は中世の三百年間、四百年間に、いや、それ以上に匹敵するかもしれない。
 そして、これから五十年後の世の中はどんな進歩を遂げるのだろうか。現在、三十歳未満の人なら、これを開く瞬間に立ち会えるかもしれない。
(金子国栄さん通信)

気持新たに新年祝賀会=レジストロ文協に90人

 新年を迎えて、元旦の午前九時からレジストロ日伯文化協会会館で、約九十人の参加者の下に新年祝賀会が催された。
 先ず、先亡者の霊に対して一分間の黙祷を捧げた後、ブラジル国歌、君が代を斉唱し、「年の始めの歌」を合唱した。
 清水ルーベンス文協会長を始め、大勢の来賓の祝辞があった。一同は、酒とビールとレフリジェランテで乾杯をし、雑煮を食べ新年の健康と多幸を祈った。
(金子国栄さん通信)