こどものその=第10回慈善カラオケ大会=静岡県人会で来月1日

ニッケイ新聞 2009年1月21日付け

 社会福祉法人「こどものその」(岡本ルイス理事長)は『第十回慈善カラオケ大会』を二月一日午前七時から、リベルダーデ区の静岡県人会(ヴェルゲイロ街193)で開催する。収益は同園の運営費に充てられる。
 約六百人の出場者が十のカテゴリーに分かれ、日頃の練習の成果を競い合う。毎回約二千人が来場、食のバンカやバザーも設置される。
 昨年は開園五十周年を記念し、二日間大々的に行った。「今回は十周年という節目だが、いつも通りやりたい」と谷口アルマンド実行委員長は話す。
 「こどものその」には、現在九十人の入居者がおり、五十人の職員がいる。岡本会長によれば、「一日五千レアルの経費がかかる。国からの支援がないため、二カ月に一度は何かをやらないと」と厳しい現状を説明する。
 カラオケ大会の収益は約三万レアル。約一週間分の経費にしかならないが、「みなさんのおかげで運営できています」とコロニアの協力に感謝する。
 岡本会長、谷口実行委員長、清原敏夫同委員、坂本アントニオ園長が十六日に来社、「朝七時から夜十一時までやっています」と多くの来場を呼びかけている。
 詳細は同園事務局(電話=11・3208・3949)まで。