大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年1月22日付け

 聖南西文体連の会長を四年務めた森エリオ氏によれば、「長く総会の出席者は二十人ほどだった」というが、今回の総会では、その倍以上の五十二人。雰囲気も和やかで、山村会長曰く「百周年が残した無形の財産」。この熱気と雰囲気を冷まさず、次の展開へー。新会長の手腕に期待したい。
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 百周年事業として、聖南西、リベイラ両連合が共同で取り組んでいる実態調査。聖南西文体連の総会で金子国栄さんが思わしくない進捗状況について報告、町と文協の歴史、写真三枚を来月十日までに送るよう、関係者に呼びかけた。送付先は、レジストロ文協(電話=13・3821・3141)。
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 ガイジン戦隊のCDだけを聞いていると、日本のものと誤解しそう。特に「虹の伝説」という女性ボーカルの曲では、サビの部分が「My Green, my Heart」と英語になっており、それ以外は日本語。ブラジルの曲では英語サビはほとんどないだけに、これも日本文化の特徴ととらえられている点も興味深い。さらに最後の「天狗」という曲は驚くことに男女デュエットの演歌調。「ああっ~、それで川と一緒に生きながら、命はあなたが決めた道にある」などと意味深な歌詞。この曲は、ブラジル人による初めてのオリジナル演歌かも。