大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年1月29日付け

 北海道協会館で四泊五日を過ごした「日本語ふれあいセミナー」。広さには申し分ない同会館だが、さすがに参加者とスタッフの百五十人弱が寝泊りするにはギリギリ。「夜中に部屋を出たら、廊下に子供たちが寝ていてびっくり」と同会館の宿泊施設に住む人も驚く。「冷たい上に感電するシャワー」など、忘れられない思い出がたくさん出来たよう。
     ◎
 松本ジョー投手は同球連出身で、九六年から三菱重工で五年、NKKで二年プレーしたが芽が出ず帰伯。〇六年にはヤマハに籍を置いたが、ほとんど登板機会がないまま一年で退部。妻がメールで米国球団に必死に売り込んだおかげでマイナー入りを果たし、日本で「妻に救われメジャーへ」などと話題に。昨年十月、百周年記念の日伯親善交流・社会人野球の新日本石油ENEOS対ブラジル代表チーム選にも出場した。にしても、今回の古巣への告発も「妻の救い」? 今年三十七歳で初メジャー入りなら、それこそ新記録か。
     ◎
 アマゾン蛙、KAMBOによる治療を行うフェルナンドさんは、ソロカバで活躍する企業家。十四年間、毎週土曜日に貧困者を対象に食事を提供する篤志家でもある。業者から買っているというエキス(五百人分で約二万レアル)も自分持ち。治療費にかかる三十レアルも会場費やスタッフへの謝礼に消えるとか。さて、このエキス、万病に効くとの話だが、昨年四月にブラジル人男性が亡くなった例もあり、体質によっては危険な例もあるようで注意が必要だ。