ピラール・ド・スル=農村観光で葡萄狩り=農畜産展ツアーを募集

ニッケイ新聞 2009年2月5日付け

 サンパウロ州柿生産者協会(APPC、牛腸修二会長)は三月十三日から十五日まで、第十三回ピラール・ド・スル農畜産展を同特設広場FEAPSで開催するのに合わせ、同月十四、十五日の午前十時から十二半時まで初めての葡萄狩りを行う。
 これは、最近エスタード紙にも大きく取り上げられるなど、注目が集まっている「農村観光」の一環として行われる新しい取り組み。生産者の農園で来場者が自分で摘むもので、五レアルを払うと好きな葡萄一房を自分で摘むことができ、あとは重さに応じて払うシステムになっている。
 「どんなところで生産しているかを実際に見てもらい、安心して食べてもらえるようにしました」と城島将男同協会副会長は薦める。
 同地域の農畜産展は主にイタリアやルビー種の葡萄、富有柿などの柿が有名で、その即売も行っているほか、季節の野菜もある。また会場には、文協から焼きそば、すし、弁当の店も出る。
 牛腸会長は「この時期のものが一番甘味があって美味しい。新鮮なものを手にとってください。ぜひ多くの方のお越しをお待ちしています」と来場を呼びかけていた。
 葡萄狩りを兼ねた農畜産展ツアーの参加希望者は以下の旅行社まで問い合わせを。(11・3283・3688=ウコンツール、11・3209・9989=グリーンツール)。
 農畜産展や生産品に関する問い合わせは電話(15・3278・1290=城島)(15・3278・3589=森丘)(15・3278・3589=牛腸)まで。
 農畜産展の開始時刻は十三日が午後三時で、十四、十五日が午前十時。全日午後八時まで開場している。会場(Recinto de Exposicao FEAPS Av.Antonio Lacerda,s/n – Jardim Nova Pilar)。今年から市役所が共催に入っている。