サンジョゼ=空軍施設に桜8本=伯日系協会が記念植樹

ニッケイ新聞 2009年2月5日付け

 ブラジル日系協会(京野吉男会長)は一月二十二日、サンジョゼ・ドス・カンポス空軍機特別技術センターで八本の桜の苗を植樹した。
 移民百周年を記念して、京野会長は親友であるカルロス・アルベルト・ピレス・ポーラ空軍中将、カルロス・アルリンド・ド・ポンドン空軍大佐との約束で同センターの中庭に桜の苗を植えた。
 桜の苗は小東英治ロベルトさんが提供し、京野会長、遠藤マリオ同会副会長、サンジョゼ・ドス・カンポス日伯文化協会の丹羽マリオ会長、鶴巻隆司副会長、大滝多喜夫オザスコ日伯文化体育協会渉外部長、山本恒夫ノーバ・バンデイランテ射的協会会長、成見せいと空軍中佐、中村和枝中尉も参加した。
 京野会長は「私の友は神風特攻隊について非常に興味を持っており、彼からぜひ日本の桜の木を植えて貰いたいと頼まれていました」と話す。日本文化の象徴である桜をブラジル軍敷地内に植樹するのは初の試みで、友の願いを叶えることができて満足のようだった。
 同会長は、「移民二百周年記念に先駆ける貴重な一歩です」と語った。