大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年2月5日付け

 モジ文協の会費は年額三十五レアルと、恐らく全伯でも最安値。それでも総会で、昨年までの三十レアルから値上げされた。その時、同時に決められたのは、学生寮の寮費、ダンス教室会費、野球やゲートボールの月謝と、興味深いことに「ご祝儀」の値段。スキヤキ、運動会、ヤキソバでは幾ら、と承認。さらに「香典」では役員なら花輪、一般なら幾らと決められた。ある意味、コムニダーデの〃税金〃的な意味合いもあり、その時その時で頭を悩ませるより、地域の代表団体が総会で毎年決めるのは実に現実的か?
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 「宮城県人会の野菜しか買わない」という熱烈なファンのいる『青葉祭り』の有機野菜即売市。屋上の食堂も好評で出店数も増え、益々の人気だが、このたびNGO団体「青葉健康生活協会」として月二回の開催に。援協福祉センターの募金活動など、「県人会活動を超え、地域社会のために頑張りたい」と腕まくりするアイデアマンの中沢宏一会長。将来的には、援護センター付属の日本食レストランを開ける!?
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 会長の再選を一回までとする宮崎県人会の規定は、同会関係者によれば十数年前からあるそう。理事会の許可があれば二度目の再選も可能だったそうだが、残念ながら認められず、「(続投の)願い叶わず」と長友会長無念の表情。人事刷新の意味もあろうが、県連などでの活動にようやく脂が乗ってくるころだけに、少々残念な気も。また、最初に理事二十人を選ぶ選挙のやり方も他の県人会とは異なったもの。今年の総会出席者は三十人ほどで、それでも優に一時間以上かかったのだから、これが百人だったらとても新年会どころじゃなかった!?