リオ文体連総会=理事長に鹿田氏が再選=学生寮売却も検討へ

ニッケイ新聞 2009年2月12日付け

 リオ州日伯文化体育連盟(鹿田明義理事長、傘下二十二団体)は、第五十四回定期総会を先月二十四日午前、リオ日系協会会議室で開催した。
 先亡者への一分間の黙祷後、鹿田明義理事長が「ブラジル日本移民100周年祭・日伯交流年」記念行事が成功裡に終了した事を報告、関係者に感謝の言葉を述べた。
 〇八年度事業報告では、年間を通し百周年行事に全面的に協力した事が報告され、会計報告は約七万二千レアル。
 なお、連盟がリオ市エンカンターダ区に所有する学生寮が約五年間、未使用の状態が続き、年間管理費に約八千レアルかかっている問題について、売却も含めた解決を最優先課題とする事が決議された。
 役員改選で津守真諮問委員会会長は、「現在適任者がおらず、もう一期、現理事長に続行をお願いしたい」と鹿田理事長を指名しつつも、任期中の後継者養成を期待した。
 再選された鹿田理事長は、「各日系協会の活性化の為に明日を背負う若い青少年層を育てていきたい」とあいさつ。青年部を新設し、松浦ミノル理事が代表となることも報告した。
 〇九年度の事業計画では、例年通り、「移民の日ミサ」(六月二十一日)、「日本祭り」(八月十五、十六日)、「お話し大会」(八月三十日)、「敬老会」(九月二十日)などが発表された。予算は約八万レアル。
 なお、今年はリオ・神戸姉妹都市提携の四十周年にあたることから、連盟としても協力を惜しまないことが確認された。
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 〇九年度新役員は次の通り。任期は一年。
【顧問】加納要介、塩瀬正三、高尾勇、【相談役】原林平、菅原和司、宮本晃男、【諮問委員会】宮田聖二、富樫和枝、【監査役】正=吉永アメリコ、伊藤雅弘、佐藤マウロ、副監査=津守太、安見清、渡辺モトム
【理事長】鹿田明義、【副理事長】深沢康治、吉田ワルテル、森巍、【理事】青年部=松浦ミノル、運動部=森巍、竹邑正、農事部=松岡クラウジオ、渡辺良蔵、日本語普及=山田和三、事務局=久保田恵。