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外国人への教育支援=掛川市で参加者増加

ニッケイ新聞 2009年3月21日付け

 【静岡新聞】掛川市教委は八日、同市役所で、在住外国人のための教育支援会を開いた。外国人の保護者には日本の教育システムについて情報提供し、その子供たちには日本の学校生活を教えたり、国語や算数の初期指導を行った。昨年の第一回は一家族のみだったが、今年は十家族以上が参加し、必要性と関心の高さをうかがわせた。
 保護者説明会では市教委職員が義務教育や高校進学などについて通訳を通して話した。ブラジル人保護者からは「学校の行事にもっと参加したいので母国語の情報がほしい」、「義務教育で学べば学力が付き、高校を選べるのか」など率直な要望や質問が多数寄せられた。
 子供向けの部屋では漢字やかけ算のプリント問題に熱心に取り組もうとする児童、生徒が大半で、市教委職員や外国人支援員らが、学習意欲に応える指導に当たった。

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