東西南北

ニッケイ新聞 2009年4月8日付け

 ポルト・アレグレでのサッカーW杯南米予選後に失踪騒ぎを起こしたアドリアノ選手は、リオ市のファヴェーラ、ヴィラ・クルゼイロに三日間いたと判明。一時は死んだとの噂までたったが、生まれ育った場所で麻薬密売者も含めた友人知人に会い、地域のバイレにも参加。本人は公にしていないが失踪の理由は恋人との仲違いとか。イタリアの所属チーム・インテルミラノもブラジル人有名選手の気まぐれな行動は、とっくに折り込み済み?
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 聖週間と呼ばれるイースター(パスコア)前の週は魚の消費が増え、サンパウロ市西部の市場(Ceagesp)でも、通常の三倍の売上を記録する。州外からも買い付けに来るというCeagespでは、需要増に応えるため、未明の魚売り場(二~六時)の他に、七~九日の間、一六~二一時の特設売り場を開設。新鮮な魚が安く手に入るが、小さい魚などは箱ごと買う必要が出て来るので、隣近所で誘い合わせて買いに行く方が正解かも。
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 サンパウロ市登録の〇三年以降製造の車に対する車検に関し、市役所が、サンパウロ市で登録されているが、サンパウロ市近郊の三九市内は走らない車については車検免除と言い出した。対象となる車の所有者は、どの地域を走るかを明記の上、自宅か会社の住所証明、本人の身分証明書か会社の登記書、車の書類を持参し市役所へ届ければ、少なくとも一〇年の登録更新までは車検免除となる。免除申請は登録更新最終日の三〇日前まで(ナンバープレート末尾が1の車は四月十五日まで)。車の書類の住所は所有者の住所と同一でなければならず、住所変更届は三〇日以内にとの規定もある。住所変更届未提出で五三・二〇レアルの罰金となったら、車検免除でも割が合わない?