大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年5月6日付け

 五日に神奈川県横浜アリーナで閉幕した卓球の世界選手権。ブラジル代表として日系人選手三人が出場、男子ダブルスでは坪井グスターボ選手が十六強入りと大健闘した。〇三年にはパウリスタスポーツ賞を受賞、二百台後半だった世界ランキングを着々と伸ばし現在百五十六番につける。汎米大会で九回もの優勝経験があるベテラン、小山ウーゴ選手に続く日系選手の期待株!
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 日本国内で有数の移民県と呼ばれている和歌山県。市民図書館の移民資料室を担当する中谷智樹司書によると、和歌山県民の昔からの特徴として、リーダー的な人が多く、外に飛び出していくことが多いのだとか。また、移住した人たちの母県に対する送金も多かったという。母県を思うからこそ移住者も成功した人が多かったのだろうか。
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 ニッケイ新聞が刊行した写真集『百年目の肖像』は定価八十レアルと安くはないが、実物を手にとってもらえば「これなら」とみなに納得してもらっている。誇りある百周年を記念した写真集である以上、安普請なものはできないとの編集部の考えで豪華装丁となった。先月の発刊記念パーティでは、その場だけの特価六十レアルで販売し、二時間で二百冊以上売れた。ただし、その特価はその時限り。通常は八十レアルで販売している。もちろん、弊紙の購読者は特別に一冊のみ三十レアルで買える。この値段であの豪華版が手に入るのはお徳。でも二冊目からは通常の値段となるので、あらかじめご了承を。輝かしき百周年の思い出に、配達料は多少かかるが地方読者の方も、ぜひ一冊手元に置かれては?