浜松のブラジル総領事館=7月中の業務開始めざす

ニッケイ新聞 2009年5月13日付け

 【静岡新聞】ブラジル政府と浜松市は十二日、開設準備を進めてきた在浜松ブラジル総領事館を同市中区元城町の同市役所前の民間ビル「元城町共同ビル」に開設すると正式に発表した。ルイス・セルジオ・ガマ・フィゲイラ総領事と鈴木康友市長が同日午前、同ビルで会見し、七月中に業務開始を目指すなど概要を説明した。
 日本国内のブラジル総領事館は名古屋、東京に続いて三カ所目で、県内初の外国総領事館となる。
 在浜松ブラジル総領事館は同ビルの一階と五階の二フロア約六百五十平方メートルに入居する。職員は外交官らを含めて当初は十四人体制でスタートし、今後、増員していく。
 総領事館は外国に滞在する自国民の保護や自国とのビジネス促進が主な目的。ビザや証明書の発給など事務手続き、友好親善などの役割も担う。