■訃報■笹田教利氏

ニッケイ新聞 2009年5月16日付け

 鹿児島県人会ポルト・アレグレ支部前支部長の笹田教利(ささだ・のりとし)さんが、十三日午前零時ごろ、ガンのため入院先のポルト・アレグレ市の総合病院で亡くなった。享年八十一歳。
 鹿児島県出身。鹿児島高等農林学校卒業後、先に移住していた知人に誘われ、一九五五年に友人ら五人とポルト・アレグレに借地農として入植。海外移住事業団(現国際協力機構)支部で農業指導や融資、集団植民地造成などの分野に携わり、その後はリオ・グランデ・ド・スルのワイン工場で世話役をしていた。鹿児島県人会支部の支部長として長年支部の結束に尽力してきた。
 十三日に市内メトロポリタン・デ・サンジョゼにて葬儀が営まれ、荼毘に付された。