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池坊ブラジル支部=第41回花展30日から=ガラスの器でモダンに

ニッケイ新聞 2009年5月19日付け

 華道家元池坊華道会ブラジル支部(河村徳子支部長)は、恒例の第四十一回花展「いけ花、クリスタル、ガラスとの出会い」を三十、三十一両日午前十時から午後六時まで、ニッケイ・パラセホテル(ガルボン・ブエノ街425)一階大ホールで開く。二十九日午後七時半から会場でイナウグラソンを行なう。
 河村支部長、小川雅子副支部長、吉田洋子オザスコ支部長、河村リーナ講師、ソウザ緒方エミリアさんが十四日来社し、来場を呼びかけた。
 池坊では今回初めて、器にガラスやクリスタルを使用して花展を開催する。日常生活が洋式になってきてガラスやクリスタルなどが身近になってきたことから、河村支部長は「硬いイメージではなく、モダンなイメージにしたい」と語った。
 三十、三十一両日とも午後二時半からワークショップを行い、作った作品は持ち帰ることができる。定員は十五人で、誰でも参加できる。
 叔父の影響で十三歳の頃から華道を始めた河村支部長は、十六歳で家元に入門、五十年以上も生け花を続けている。「生け花は日本の文化、心の安らぎです。カラオケなどは流行ですが、生け花は歴史を持っている。小さな頃から一つのものを続けてきて良かった」と思いを語った。

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