常陸宮ご夫妻が南米へ=ペルー、ボリビアご訪問=日本人移住110年で

ニッケイ新聞 2009年5月20日付け

 【共同】常陸宮ご夫妻が、日本人移住百十周年の記念式典出席などのため、六月十一日から二十二日にかけて、南米のペルーとボリビアを公式訪問されることが十九日の閣議で了解された。
 両国政府から四月、招待があったという。移住百周年となった一九九九年には、天皇家の長女黒田清子(くろだ・さやこ)(紀宮)さんが両国を訪問している。
 宮内庁によると、ご夫妻は六月十一日に民間機で成田を出発。オランダ・アムステルダム経由で十二日にペルーの首都リマに入る。十五日にはボリビア中央部のサンタクルスに移り、パリ経由で二十二日に帰国する。
 現地では式典出席や史料館視察のほか、日系人との懇談などが予定されている。ボリビアではサンフアン移住地、オキナワ移住地も訪れる。