足反射区療法「独習法」=澁谷秀一さんが考案

ニッケイ新聞 2009年5月28日付け

 北京中医薬大学日本分校で足反射区療法を学び、日本で三十年間の治療経験を持つ澁谷秀一さん(84、東京、サンパウロ市在住)が、同療法の「独習法」を考案したとして本紙を訪れた。
 足反射区療法とは、第二の心臓といわれている足にある急所を指圧し、血行改善や自然治癒力の活性化につなげる療法。
 澁谷さんは、「本来は講師が直接指導にあたらなければいけないが、独習できる方法『秤で指圧力を会得する仕組み』を考案した」といい、多くの人に知ってもらいたいと呼びかけた。ただし、妊婦や十四歳以下の子供は行わないこととしている。
 澁谷さんは渡伯約七十年。日伯を行き来しながら、足反射区の治療に携わってきたという。病気を患ったために、一九九七年からはブラジルで療養しており、その間研究を重ねて通信教授式足反射区健康法のテキストと実演を撮影したDVDを制作した。
 「この急所には何キロという指導どおりに、秤を使ってどのくらいの力で押せばよいか覚えれば、素人でも実践できる」と説明している。
 関心のある人は澁谷さん(11・3275・2219)まで。