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ニッケイ新聞 2009年5月30日付け

 だるま塾(森脇禮之代表)が毎年行なうピッコ・デ・ジャラグア登山。二十八年間続く恒例行事だが、隠れた名物は塾生が用意する塩鮭。出発前日の夜、森脇代表の家で一献傾けながら、炭火で二キロ半を焼き上げるとか。脂がのっていて、塩加減も疲れた体に抜群の塩梅で、おにぎりとの相性も最高。炭火加減は塾長直伝とか。
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 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の第一号といわれ、完治したメキシコ東部ベラクルス州のラグロリア村に住むエドガー・ヘルナンデス君が一躍有名人の仲間入り!? 同州の知事が、観光名所化を狙ってエドガーくんの銅像を近く同州に建立するとか。このラテンさには、ブラジルもびっくり。
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 ブラジル移住に貢献、海外移住家族会の会長も務め、神戸にある甲南大学の創立者の平生釟三郎の研究が、同大学の高阪薫学長や「平生釟三郎研究会」メンバー、栗田政彦さんらを中心に進んでいる。毎日新聞によれば、二人は二十八日に平生の出身である岐阜県を訪れ、古田肇知事に研究報告を行なった。栗田さんはブラジルに勤務した折、母校の創設者である平生の偉業を知り、資料収集を始めたという。古田知事は「平生さんが岐阜出身というのは誇りだ。多文化共生を進めた平生さんの考えは現在、県が行う外国人施策と通じるところもあり、ぜひ参考にしたい」と話している。