在聖総領事館=日系社会班領事が交代=大使館の鎌倉氏が着任

ニッケイ新聞 2009年6月5日付け

 在サンパウロ日本国総領事館で〇五年一月から、日系社会・旅券・邦人保護担当だった森田聡領事(47、神奈川)が離任するにあたり、後任の鎌倉由明領事(44、新潟)とともに来社、交代のあいさつを行なった。
 「東京で中南米移住に関する仕事に携わった関係もあり、日系社会には関心を持っていた」と森田領事。「コロニアの皆さんも親切。日本食にも困らず、生活の上で苦労はなかった」と感想を述べた。
 百周年に関して、「コロニアと領事館がまさに官民一体となって仕事ができた。これからも益々両者の関係が発展していけば」と結んだ。
 新しく着任した鎌倉領事は九三年~九九年までサンパウロ総領事館で副領事、〇五年四月からブラジル大使館で二等書記官を務めた。
 「ブラジリアとは治安や色々な面で違うと思うが、業務をしっかりやっていきたい」と話した。
 森田領事は、今月八日にサンパウロを発ち、同日グアテマラ大使館に着任、一等書記官として経済協力・文化を担当する。