日本人移住記念碑に献花=ペルーで常陸宮ご夫妻

ニッケイ新聞 2009年6月16日付け

 【リマ十三日共同=名波正晴】南米ペルーとボリビアへの日本住百十周年記念式典に出席するため、ペルーを初めて公式訪問中の常陸宮ご夫妻は十三日、リマ市内のマルテ広場にある日本人移住記念碑を訪れ献花された。
 橋をかたどったアーチ状の記念碑は移住百周年にあたる一九九九年に建てられ、移民船「佐倉丸」で到着した最初の日本人七百九十人らの名を刻んであり、ご夫妻は深く関心を示しながら見て回られた。献花式典にはペルー側からフェルナンデス法相が出席し、両国の国歌も演奏された。
 これに先立つ同日午前には、ペルー中部海岸地方で十二~十五世紀に栄えたチャンカイ文化を研究、出土品を展示などしているリマ市内の天野博物館も視察された。