東西南北

ニッケイ新聞 2009年6月19日付け

 十八日深夜〇時から、サンパウロ州のアイルトン・セナ道とカルヴァーリョ・ピント道を管理するコンソルシオ交代で、通行料金が値下げされた。A・セナ道のイタクアケセエツーバの八・六〇レアルが四・四〇レアル、C・ピント道のカサパヴァの四・九〇レアルが三・二〇レアルなど大幅改定で、サンパウロ市~カサパヴァ間で二七レアルかかった通行料は一六レアルで済む事に。
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 十七日のサッカーのブラジル杯決勝第一戦でインテルナシオナルを2対0で下したコリンチアンス。最近得点してないのは太ったせいと監督にからかわれたロナウドも、相手マークをかわして一点を入れ、「痩せてみせる」との言葉を実践。勝利の美酒に酔ったファンが走行中のバスに立ち乗りする様子や、車外に身を乗り出し、トランクもすし詰めで走る乗用車まで放映されたのはひんしゅくだ。十八日のコンフェデレーション・カップでは、伯代表チームが米国に3対0で余裕の勝利。
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 新型インフルエンザの真性患者は、十六日に五人、十七日に一七人確認され、計九六人となった。一八人が国内感染だが、国外からの帰国者の中には、米国やメキシコ、カナダ以外に亜国からの人もいる。亜国やチリではブラジル以上の患者が発生し、季節の風邪との区別はますます困難に。
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 カサビサンパウロ市長が十六日から一六万人余りの市職員の給与をインターネットで公開し始めた事で、裁判所が十七日にネット上の給与情報の掲載中止を指示。市長給与は一万二三八四レアルというが、一四万レアルを最高に、五万レアルを超える高給取り達には身の安全が脅かされる元ともなりかねない。情報公開、透明市政はよいが…。