アルバレス・マッシャード=89回目の「招魂祭」=7月12日

ニッケイ新聞 2009年6月26日付け

 アルバレス・マッシャード日伯文化体育農事協会(松本一成会長)は、第八十九回開拓先亡者慰霊追悼法要「招魂祭」を七月十二日午前九時から、同市の日本人墓地で開催する。
 移民百周年にあたる昨年は、例年を上回る約八百人が訪れ、先人の御霊に祈りを捧げた。
 同市の前身であるブレジョン植民地は一九一八年に開設、三〇年代には十七支部に分かれ、約一千家族が暮らしたという。日本人墓地は一九年、第一支部小学校のあった土地に作られ、入植開始から戦争開始後の四三年に禁止されるまで、同地で亡くなった日本人七百八十四人が埋葬された。
 日本の旧盆にあわせ七月第二日曜日に行なわれる招魂祭は二〇年から、休止した四二年をはさんで現在まで、地元アルバレス・マッシャード文協により脈々と続いてきた。同墓地は日本人墓地として唯一、州の歴史建造物に指定されている。
 問い合わせは同協会(電話=18・3273・2173)まで。