日本祭りいよいよ開幕=イミグランテス展示場で=19日まで

ニッケイ新聞 2009年7月18日付け

 県連主催によるブラジル日系社会最大級の日本文化イベント「第十二回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)」が十七日正午、サンパウロ市のイミグランテス展示場で開幕した。
 好天に恵まれた初日。正午過ぎに会場を訪れると、郷土食のコーナーでは準備中のところが多い中、千葉県人会のバンカには手巻き寿司を求める長い列。二人の娘と来ていた四十代の女性(三世)は「今日はサーモンの手巻きと太巻きを買いにきました。娘が大好きなんです」と語った。
 毎年人気の弓場農場のバンカには、手作りの商品が所狭しと並ぶ。開店前から買いに来る人もあった。「甘味噌やかりんとう、それにゴイアバや花梅のジャムが人気です」と農場の皆さん。ジャムや煎餅、ざぼんなどの試食もあり、若者達もエプロン姿で声を張り上げていた。
 与儀昭雄県連会長は「各県人会、一所懸命に美味しいご馳走を作っています。みなさんで来て下さい」と来場を呼びかけた。
 十八日は正午から開会式、午後六時からミス・フェスティバル。土・日を通じて舞台では様々な芸能が披露される。
 会場はイミグランテス展示場(イミグランテス街道一・五キロ)。開催時間は十八日午前十時から午後九時、十九日は午前十時から午後六時。
 期間中、地下鉄ジャバクアラ駅出口の千葉県人会館前から随時会場への無料バスが出る。駅の各所でボランティアが立って案内している。入場料七レアル(八歳以下、六十五歳以上は無料)。駐車場二十レアル。