東西南北

ニッケイ新聞 2009年9月2日付け

 男子バレーボールブラジル代表チームのキャプテンで、国外で九年プレーしてきたジバが、国内リーグに復帰する。世界リーグや世界選手権、オリンピックの最優秀選手にも選ばれた同選手の新チームは、サンパウロ市のピニェイロス/スカイ。チーム合流後の練習がわずかなため、一日のブラジル・バレー・クラブとの試合には顔見世程度の出場というが、国内戦も楽しみになりそうだ。
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 スペイン政府の調査機関が発表した世界の優良大学リストで、サンパウロ総合大学(USP)が三八位に。年二回、世界の大学一万七〇〇〇を評価し、上位六〇〇〇校を発表するもので、前回調査より四九ランク上がったUSPはラ米一でもある。国内二位のカンピーナス大学は一一五位。一位マサチューセッツ工科大学、二位ハーバードなど、上位二一校は米国勢で、英国のケンブリッジは二二位。
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 八月三十一日は、地下鉄利用者受難の日? サンパウロ市三号線では、ペーニャ駅で起きた機器故障で朝のピーク時にのろのろ運転。一方、リオ市郊外では午後、ジュラメントの丘での銃撃戦の影響で、二号線のトマス・コエリョ~パヴナ間が三度にわたり運行を停止。ジュラメントの丘では、二十九日未明に警官五人の銃撃事件が起き、三十一日は、麻薬と武器の貯蔵所摘発のため、特殊部隊が作戦展開中だった。
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 八月二十七日から販売再開のテレフォニカのSpeedyが、三十一日までの五日間で二万件も売れたという。販売禁止期間中の販売活動はなかったというが、消費者保護センターへの苦情ナンバー1のテレフォニカなのに、文句を言いつつも同社のサービスに顧客の手が伸びるのは何故?