大泉町で百時間フットサル=子供たちを元気づけたい

ニッケイ新聞 2009年9月15日付け

 〃ブラジルタウン〃で知られる群馬県大泉町で十九日から、百時間連続を目標にしたフットサル大会が開催される。
 同大会の名前は「ギネスに挑戦!!『NESPOフットサルマラソン大会』NON STOP100時間」。NPO法人大泉国際教育技術普及センター(高野祥子理事長)が主催し、NESPOフットサル場(群馬県邑楽郡邑楽町)で開催される。十九日午前十時開始、二十三日は百時間達成まで続けられる。参加人数は述べ六千人。
 同センターは、二〇〇一年から大泉町を拠点として、在日ブラジル人の児童の学習支援を中心に、地域の多文化共生の活動を推進してきた。同大会は、昨年末の不況以来、失業と生活困窮に加え、子供達の不就学が問題となっている教育環境を支援するために開催する。
 大会運営委員会によると、参加者は誕生日の奇数と偶数で二チームに分かれ、参加時間は最低一分間。誰でも参加できる。コート周囲に設置されたビデオカメラで撮影し、報告書を作成しギネスブックに申請するという。サッカー元日本代表選手のラモス瑠偉さんも出場する。
 高野理事長は「日系ブラジル社会の人々はまだまだ暗闇の長い出口の見えないトンネルの中を走行中です。子供の教育は待ったなし。大会で景気をつけようと思います」と語った。