ブラジル靖国英霊奉祭会=20日、サンパウロ市で慰霊祭

ニッケイ新聞 2009年9月15日付け

 ブラジル靖国英霊奉祭会(浜口イネスはるみ会長)は二十日午前九時半から十一時半まで、東洋文化会館(ACAL、リベルダーデ通り365)で「ブラジル靖国英霊奉祭会慰霊祭」(上妻博彦宮司)を執り行う。
 同会は、靖国神社を守ることが目的で、松原卯之助ら十人の発起人により、一九五四年に結成された「サンパウロ靖国講」が始まり。松原さんの息子、寿一さんが長い間講元を務め、〇四年に五十周年を祝ったが、翌年に寿一さんが亡くなった。
 〇七年、娘の浜口イネスはるみさん(旧姓松原)を中心に英霊奉祭会として再出発した。現在の会員は約七十人。靖国神社とも密に連絡をとり、浜口さんは「続けることが大切」と語る。同会は大東亜戦争で亡くなった日本兵だけでなく、移民として亡くなった日本人や、イタリア戦線に出兵したブラジル兵士も合わせて慰霊する。
 案内のために浜口会長、ブラジル日系協会会長の京野吉男予備陸軍大佐、日伯保育学園顧問の作本登美子さん(旧姓郷原)、ブラジル日本会議から小森廣理事長らが本紙を訪れ、「皆さんにお参りしていただきたい。どなたでも来て下さい」と来場を呼びかけた。
 問い合わせは同会(電話=11・3271・6304)まで。