東西南北

ニッケイ新聞 2009年9月17日付け

 リオ市西部のバングーで十五日、九日にゴミ回収人が近くのゴミ捨て場で見つけたという手榴弾が爆発し、回収人二人が死亡、六人が負傷するという事故。回収作業前に集まった仲間が、手榴弾を投げあったりしている間に落したという話もある。遺体はバラバラに吹き飛んでいたといわれるほどの殺傷力で、軍などで使うタイプのものが捨てられていた可能性が強い。どこで誰が入手して捨てたものかは何も解明されていないが、ゴミ捨て場で手榴弾が見つかったのは今回が初めてではないという。
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 経済危機からの回復は雇用の増加にも表れたようで、八月の正式雇用増加は二四万で、雇用増加数トップ一〇市中、九市は州都だったと十六日付G1サイト。サンパウロ市の二万六六四七人増を始め、リオ、ベロ・オリゾンテ、マナウス、サルバドールの各市で五〇〇〇人以上の増加を記録しており、八月の数字としては、一九九二年以来の好成績だという。
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 今年に入ってから一〇〇%以上の回復と報道されていたボヴェスパが、十六日に今年初めて六万ポイントを上回ったと一六時のフォーリャ・オンライン。十六日のニューヨーク市場の〇・九九%上昇に対し、ボヴェスパは一・八〇%の上昇で、ドルも、経済危機突入前と同レベルの一・七九レアルから一・八〇レアルで取引されたという。
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 十六日朝のテレビニュースで、南大河州の水害はここ四四年で最悪と報道されたが、川の水位が下がらない内に、降雨が予想されている南伯地域。七一市が緊急支援を要する状態のサンタカタリーナ州では、十六日の西部は降雹もあり、十八日には新たな寒波到来との予報が出ている…。