東西南北

ニッケイ新聞 2009年9月18日付け

 十六日から始まった郵便局ストの中心は配達部門。請求書や振込用紙の不着や遅配が心配だが、ストのせいで請求書が届かなくても、支払期日の延長はない。支払期日間近なのに届かない請求書は、インターネットでセグンダ・ヴィアをとるなり、銀行窓口でCPFを見せて支払うなりの方策をとる必要がある。
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 新型インフルエンザは沈静化し、六~十二日に確認された重症患者は三五人と十六日に保健省が発表。死者総数は二日発表の六五七人から八九九人に増えたが、患者数は五週連続減少で、八月二~八日確認数の六五分の一。今月初めまでに検査を受けた患者の八九%が新型患者と判定されたという数字からも峠は越えたといえ、風邪の患者専用の診察窓口を閉じる病院も出ている。予防接種ワクチンの国内生産は来年からになるようだが、国外のテストによれば接種は一回で済みそうだ。
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 ブラジルは飛行機事故での死者発生率が世界平均の四倍とエスタード紙が報じた十六日、サンパウロ州リベイロン・プレットで訓練中の単発機が墜落し、教官が死亡、企業家が重傷という事故が発生。ブラジルの死者発生率が高いのは、〇六年のGOL機や〇七年のTAM機の大型事故での死者三五三人が含まれているためで、ブラジルの空の交通は安全と民間航空監督庁が強調するが、農業関係の飛行機事故は〇六年から〇八年に九一%と増え、訓練機の事故も増加との報道が実証されてしまった…。
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 サンパウロ州グアルジャーで十四日、一一歳の双子を食い物にし、一人を妊娠させたとして、隣に住む六一歳男性が逮捕された。子供用ビキニやポルノ写真なども押収されたが、少女達の心と体に刻まれた傷はいかばかり?