東西南北

ニッケイ新聞 2009年9月19日付け

 サンパウロ市では週末に、ヴィラーダ・エスポルチーヴァのための交通規制などが行われる。車両通行禁止は、セントロのルス公園周辺で十九日一六時から、御茶ノ水橋で十九日一七~一九時、ペルディーデスのスマレー大通りとパウロ・セスト大通りで二十日六~一四時、イビラプエラのペドロ・アウヴァレス・カブラウ大通りからルーベン・ベルタで二十日七~一三時、パライゾのレオンシオ・デ・カルヴァーリョ街で十九日一〇~二〇時と二十日八~一六時など。自転車公園~パルケ・ド・ポヴォの自転車専用レーンも、二十日は利用停止。また、一部のバスは運行時間を延長。地下鉄は通常通りの運行時間だが、日中は増発。
     ◎
 パラナ州の連邦裁判所が、食肉加工業のサジアとディプロマッタに、冷凍鶏肉に許容量以上の水分が含まれていたとして罰金を科した。サジアは二〇〇三年から、ディプロマッタは二〇〇〇年から、同種の問題が指摘されていたが、改善が見られていないという。両社には、七〇万レアルと二〇万レアルの罰金の他、消費者への賠償金の支払いも命じられている。
     ◎
 ブラジル初、世界でも二人目の狂犬病からの生還者となる青年が、一年以上の闘病を経、十八日に自宅に戻った。ペルナンブコ州の一六歳の青年で、就寝中に狂犬病ウイルスを持つコウモリに噛まれ、レシフェの病院で、米国で開発された特種療法による治療を受けていたもの。九死に一生を得たことを喜び、いつか歩けるようになる事と兄弟達に会う事を願っていた青年の晴れの帰宅だ。まだ歩けず、会話も不自由だが、仕事も辞めて闘病に付き添った父親共々、久々に一家揃って過ごした一日はあっという間に過ぎた事だろう。