東西南北

ニッケイ新聞 2009年9月24日付け

 23日にサンパウロ市民を驚かせ、混乱させた地下鉄セー駅での火災事故。南北線ジャバクアラ方面行きの第二車両から発火したもので、車両内の人々が慌てて飛び出し、駅員もパニックの沈静化と消火活動に追われたのは6時半過ぎ。電気系統も一時停止し、8時過ぎに回復と伝えられたにもかかわらず、減速と停車時間延長のため、10時過ぎもホームの人の数は通常より多かったという。地下鉄を諦めた人が溢れたバス停や、満杯のためバスが止まらなかったバス停もあり、サンパウロ市交通網のもろさが露呈した。
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 23日に南東伯に到来した寒波で被害が出ている。サンパウロ市コンゴーニャス空港では時速66・7キロの風も記録。シロアリに食われて倒れる可能性がある木は3千本以上といわれるサンパウロ市では、14時40分現在、3カ所の道路が倒木のため通行不能となった他、31本の倒木で、建造物15軒と車両13台に被害が出ているという。寒波は25日まで居座るが、週末は天気も回復し、温かくなるようだ。
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 08年にスペイン人レーサーのアロンソが優勝したF1シンガポール・グランプリで、クラッシュ事故を起こしたブラジルのネルシーニョ・ピケ。そのピケが、事故は所属チームの指示だったと内部告発したことで、ピケと父親のネルソン・ピケを相手取って訴訟を起こしていたルノーが、23日に訴訟を取り下げた。国際自動車連盟が21日にピケとアロンソは処罰せずとの決定を下したことを受けたもの。同連盟は、チーム責任者のフラビオ・ブリアトーレ氏のF1追放、技術責任者のパット・シマンドス氏の5年間のF1参加停止も決めたが、ブリアトーレ氏は同連盟相手の訴訟も起こす構えとか。