コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年9月26日付け

 19日のイビウナ文協盆踊りで、久々に日本人の血が騒いだ。伝統的なそれと何ら変わらない。若い女子の浴衣姿もあり、やぐらから太鼓、鐘、笛の音頭に合わせて生唄が流れ、皆で踊る。
 19日付け座談会「コロニアと邦字紙の将来考える」で、子供のための行事を行う文協が少ないという話が出た。「日系同士が楽しい時間を共有した記憶作りは大事。若い世代をひきつける場を作るべき」との意見だ。
 まさにこの盆踊りは手本。食事はうどんだけで〃日本食〃を売りに集客する行事とは違う。にも関わらず、地域日系人のほとんどが集まるのだ。
 会場を見渡すと、聖南西の文協や日語校からお揃いのはっぴで参加する姿も。互いに刺激し盛り上げるのも、子供をひきつける秘訣の一つ。さて今宵はお隣ピエダーデ文協の盆踊り。日本から持ってきた浴衣を引っぱりだしてみようか。(親)