大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年9月29日付け

 山根一眞さんの講演では、日本で発売されている電気自動車の話が衝撃的か。東京・丸ビルの地下駐車場には「充電スタンド」があり、入り口で「充電しますか?」と当たり前のように係員が質問するのだとか。まだ160キロほどしか航続距離がないらしいが、近距離通勤なら十分。日差しの強い北伯、北東伯だったら、太陽発電パネルを車に積んで走りながらの充電すら可能かも。エタノールや岩塩層下油田で注目されているブラジルだが、実は電気自動車の方が向いている?
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 「カンタがしっかりしているから、今までなんとかやってこれた」。記者は最初そんな声を聞いて「カンタって誰だろう」と疑問に思っていたが、トメアスー総合農業共同組合の略称CAMTAだった。どこか日本らしい愛嬌を感じる発音か。当て字をするなら普通は「貫太」だろうが、環境重視の農業から「環田」とか、暑いから「汗多」とか、大自然のど真ん中にいる神々しさを現して「神妙」なども面白い。ただし「棺多」だけは困りものか。
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 日本との姉妹都市関係はどうなっている? 19日の聖南西連盟の定例会議で、こう質問をぶつけた山村敏明会長。多数の地区が姉妹都市提携を持つが、活発に交流しているところは少ない。理由は「文協ではなく市役所が担当している」などで担当職員のやる気によってムラがあるとか。せっかく縁あって結ばれた提携、自然消滅させるのはもったいない。