レジストロ=11月に恒例の灯籠流し=「みなで弔いましょう」

ニッケイ新聞 2009年9月30日付け

 レジストロ日伯文化協会(滝内功会長)、レジストロ市、レジストロ・ベースボール・クラブ、日蓮宗身延山南米別院恵明寺(石本妙豊住職)が共催する「レジストロ第55回灯籠流し」が11月2日、リベイラ川公園で開催される。1日には前夜祭が開かれる。
 同文協の滝内会長、金子国栄広報理事、佐々木悟実行委員長らが17日、案内のため本紙を訪れ、「ぜひいらして一緒に弔(とむら)いましょう」と呼びかけた。
 灯籠流しは2日午後7時から。希望者は1基10レアルで灯籠を買い、亡くなった人の名前を書いて川に流して弔う。
 1日午前10時から、市営墓地で生長の家が主催し、無縁仏に対する慰霊法要が行われ、午後6時半から和太鼓、民謡、盆踊りが披露される。
 2日午後2時から、国道116号線沿い、同市境にある橋で「交通事故犠牲者追悼法要」が開かれ、5時半からリベイラ川を清めた後、午後6時から「先没者追悼法要」が行われる。灯篭流しの後、午後8時から盆踊り、10時には花火が上がり終了。
 灯籠流しの始まりは、リベイラ川での水難事故で亡くなった人達の霊を慰めるために始まった。現在では当地のお盆(11月2日)に合わせ、身の回りで亡くなった人の慰霊も同時に行う。問い合わせは同文協(13・3822・2865)まで。