日墨交流400年=ゆかりの地、御宿で式典=皇太子さまもご出席

ニッケイ新聞 2009年10月6日付け

 【共同】千葉県入りしている皇太子さまは9月26日午前、御宿町で開かれた「日本メキシコ交流400周年記念式典」に出席された。
 これまで3度メキシコを訪れ、交流年の日本側の名誉総裁を務める皇太子さまは「日本とメキシコとの相互理解と友好が、今後ますます深まることを期待します」とあいさつした。
 今年は、1609年にメキシコ(当時スペイン領)へ向かっていた船「サン・フランシスコ号」が御宿町沖で遭難し、住民が300人を超える乗組員を救ってから400年に当たり、式典には駐日メキシコ、スペイン両大使も出席した。
 式典の後、場所を移動してサン・フランシスコ号漂着から400年を記念したセレモニーもあり、当時の住民の献身的な救助活動をたたえ、スペイン国王から御宿町民に「イザベル女王勲章」が贈られた。