スザノで福博剣道大会=28支部から450剣士=11日

ニッケイ新聞 2009年10月7日付け

 福博剣道協会(上野ネルソン会長)は11日午前8時からスザノ市のパウロ・ポルテーラ体育館(Rua Barao de Jaceguai, 375)で「第39回福博剣道大会」を開催する。
 北はパラー州、南はサンタカタリーナ州から28支部450人の剣士が集まり熱戦を繰り広げる。入場無料。上野会長と林義宣師範が案内のため本紙を訪れた。
 大会は男女共に、幼年や少年、段外、初・二段などカテゴリー別で争われ、団体戦は男女混合で幼々年、幼年、少年、段外・初・二段、三段以上のカテゴリーで争われる。
 スザノ市での剣道の歴史は1957年、福博村に日本語教師の谷口又夫さんが赴任し、剣道部を作ったことから始まる。最初は10人の子供たちから始まり、現在は70人の剣士が稽古に励む。現在、同市には福博村と文協と、二つの剣道部がある。
 林師範は「勘や姿勢が良くなる。それに、精神力がつき、人を見る目が良くなる」と、剣道の魅力を説明。「三年後の世界大会を見据え、強い選手を育てないといけない」と語った。
 問い合わせは林師範(電話=11・4743・7853)まで。