コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年10月10日付け

 2016年五輪開催地がリオに決定した翌3日と4日は、リオのフラメンゴ区に祝いの和太鼓が鳴り響いた。
 地元日系4団体主催「第8回日本祭り」で、同州日伯文化体育連盟の鹿田明義理事長は、「招致おめでとう」と祝辞。歓喜の余韻にひたる市民と一緒に、祝いのフェスタにもなったようだ。TVグローボで放映され、例年以上の賑わいだったとか。
 リオ決定を受け、ルーラ大統領は破格の3590億ドルのインフラ投資と、12万人の雇用の見通しを発表。経済の先行きは明るい。
 一方で落選の日本は、石原東京都知事の発言が物議を醸しているが…。高速鉄道計画の入札が来年上半期に決定、近いうちに入札条件が告知され、日本は挽回のしどころ。日伯間の経済はもとより、幅広い関係強化に期待がかかる。 (親)