福祉センター移転委を設置=援協=年内の開所めざす

ニッケイ新聞 2009年10月16日付け

 サンパウロ日伯援護協会(森口イナシオ会長)は9月24日昼に行われた9月定例役員会の中で、社会福祉センターの移転委員会を設置した。
 メンバーは菊地義治、加藤英世両副会長、山下忠男専任理事、毛利連常任理事、紫牟田寛理事、大竹芳信理事、中林カルロス日伯友好病院企画部員、具志堅茂信事務局長、笠原定尚事務局次長の9人。山下専任理事が発表し、拍手で決定した。
 同センターの建物は10月1日、予定通り戸田建設から引き渡された。援協では今後、年末の開所に向けて家具や医療機器の設置、現在文協5階にある事務局本部の移転などを行う。
 また会議の冒頭で、森口会長は「援協も何かしなくてはならない」とデカセギ帰伯問題について触れ、「労働局が、日系社会と一緒に何かできないかという話を持ちかけてきている」とし、「援協がプロジェクトの代表機関となる話がある」と話し、協力を呼びかけた。
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 9月23日付け本紙で掲載した日伯友好病院イタケーラ診療所開設の記事で、援協広報担当は「ナターリア・ゴメス・サントス・エルナンデス所長」と回答していたが、同定例役員会で坂和三郎副会長から「所長ではなく責任者」であることが報告された。