マウア=百周年出演者の表彰も=ペデレイラで家族交遊会

ニッケイ新聞 2009年10月27日付け

 マウア市のペデレイラ日伯文化協会(重岡寛治会長)で18日、4回目となる家族交遊会が開催された。ペデレイラ日本語学校とさゆり塾(代表=斉藤小百合教師)が共催。会員家族など70人が集い、親睦を深めた。
 交遊会は午前9時に始まり、ペデレイラ文協の村上アンドレ副会長、青年会長の村上広敏さん、斉藤教師と日語校生徒代表の岡崎まりえさんがあいさつ。日本語センターの絵画・作文コンクールとペデレイラ日語校内コンクール入賞者の表彰式が行われた。
 マウアでも昨年、日本移民100周年を記念して記念碑設置や日本文化週間など、様々な事業・行事を実施した。6月にサンボードロモで行われたサンパウロ市100周年祭典にも参加し、同文協の会員が健康体操と南中ソーランに出演した。
 交遊会ではサンパウロ市祭典に出演した人への賞状授与が行われ、マウアの100周年コーディネーターを務めた永山喜代司さん(前文協会長)と指導者の川添敏江さん、村上アンドレ副会長から賞状と記念品を授与。永山さんはマウアで実施した記念行事を振り返り、「日本語と日本文化を学ぶことは大切」と述べた。
 このほか、7月6日から28日まで研修のため訪日した生徒たちが感想を発表。観光した場所の写真や動画、佐渡市真野中学を訪問した時の様子を放映したニュースの映像などがスクリーンに映され、みな興味深そうに見入っていた。
 会員一同が腕をふるった昼食に舌鼓を打った後は、ペットボトルで招き猫を作る試みもあり、高さ約180センチの作品が見事完成した。
 当日は日本語学校の教室で、同校の書き方、絵画コンクールに参加した生徒たちの作品展も開かれた。