■訃報■温井敏行氏

ニッケイ新聞 2009年10月27日付け

 カンピーナス文協会長を務めた温井敏行さんが23日午前11時、心不全のためバリーニョス市内の病院で死去した。82歳。近年は体調を崩し、療養を続けていた。
 奈良県出身。1962年に渡伯、奥地で農業に従事した後70年にカンピーナスへ移転。同年カンピーナス日伯文化協会で日本語教室を始め、4年間教師を務めた。
 98年から2002年まで同文協会長。在任中の00年に新会館建設委員長として貢献した。また、80年にカンピーナス地方カラオケ愛好会創立に関わり、後に会長を務めたほか、聖北連盟本部および支部会長を歴任するなど文化活動に尽力した。同地では青果業を営んでいた。
 葬儀は24日午前11時に市内フランボヤン墓地で行われ、同日埋葬された。