大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年11月12日付け

 「いやあ~考え方の違いを感じさせられましたね」と話すのは、高橋一水高知県人会長。今月、ロサンゼルスで行われた北米高知県人会創立100周年へ慶祝訪問。「ブラジルでは普通、お祝儀を持っていくけど、しっかり入口で全員50ドルずつ回収。ビール1杯飲むにも、一人ずつ金を払う」スタイルだったとか。「同じ日系社会、高知県系社会でも文化の違いを感じた」と頷くことしきり。
     ◎
 第30回国際全日本マスターズ陸上競技選手権に出場、多くのメダルを持ち帰ったブラジル代表選手たち。85歳の滝浪栄子選手は「ゴールで皆が大丈夫かと声を掛けてくれたけど、そんなに疲れた顔をしてたかな」と笑い飛ばす。松島巧さんは、「槍投げ、円盤投げ2種目が同じ時間帯に重なり大変だった」と言いながらも、両種目で1位。馬場亮二選手の重量投げ10メ43センチという記録は、南米新記録!
     ◎
 和歌山県人会創立55周年記念式典に出席した仁坂吉伸県知事は2003年から06年までブルネイの大使を務めた。ブルネイ・ダルサラーム国は東南アジアのイスラム教国、人口約40万人で豊富な石油、天然ガス生産で経済が潤う国。仁坂知事の式典挨拶によれば、日系人も約百人おり、「ブルネイでも大変に尊敬されている」とか。