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ニッケイ新聞 2009年12月10日付け

 ロータリークラブから救済会・憩の園に救急車の贈呈が行われた。以前のものは、設備の不備に加え、救急車としての正式な登録がされておらず、使用上の問題があったとか。今回無事登録を終えたナンバープレートは、同会の正式名称(Assistencia Social Dom Jose Gaspar)にちなんで「DJG3838」とドン・ジョゼー・ガスパールの頭文字が取られた。〃名実〃ともに活躍が期待されそう。
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 「魚中心の食生活が健康で長生きの秘訣」―。5、6日に行われた援協シンポで、在伯日本人と沖縄に住む日本人の健康比較研究を発表した老年医学博士の森口幸雄教授。在伯日本人に比べ高血圧は半分、降圧剤常用者に至っては3分の1の沖縄県人の生活を分析。魚中心の食事のほか、毎日1時間の歩行運動、8時間程度の睡眠などをアドバイス。一日ビール大瓶1本程度のアルコール摂取も、健康に良いとか。
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 岐阜県大垣市にあるブラジル人学校「HIRO学園」が来年1月から新校舎で授業を行う。岐阜県人会便りが伝えた。同校ではブラジル教育省のカリキュラムに沿って小学生から高校生まで189人が学ぶ。卒業生には日語検定試験1、2級に4年間で17人が合格、ブラジルの大学への進学率は100%に近く、USPへ進学した人も。しかし、世界不況の後には100人が学園を去り、経営難に。職員は削減、給料は1カ月遅れの分割払い。それでも経営改善のため生徒の受け入れ幅の拡大をし、特別クラス、日語学級を増設した。同校の逆転の発想、勇気ある決断にエールを送りたい。
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 貧しい動物たちにも良いクリスマスを―。Casa Esperanca e Liberdade para Animais Carentes動物愛護協会は、今日10日まで、動物たちへの寄付を募っている。キャットフード、粉石鹸、タオル、ごみ袋、消毒剤などが必要だとか。家庭で余っているものがないか探してみては。詳しくは、サイト(http://www.projetocel.org.br/site_novo/)まで。