やすらぎホーム=150人でクリスマス会=サンタ犬からプレゼント

ニッケイ新聞 2009年12月29日付け

 サンパウロ日伯援護協会の社会復帰センター「やすらぎホーム」(与儀昭雄経営委員長、佐々木義雄ホーム長)は19日昼、家族や職員、ボランティア、入居者によるクリスマス会を開催し、約150人が参加して和やかに祝った。イタウ銀行の後援。
 坂本盛男・元経営委員長、野村次郎・援協副会長、具志堅茂信援協事務局長ら援協関係者ほか、同ホームに協力をしている沖縄県人会サンタ・マリーア支部、日本カントリークラブのメリョール・イダージ部、ヴィラ・マチウデ文協、ボン・スセッソ婦人会、ヴィラ・ガルボン婦人会、サン・ルイス婦人会、イミリン文協など、多くの協力者が駆けつけて、持ち寄った料理を囲んで賑やかな時を共に過ごした。
 あいさつに立った与儀経営委員長は、「常に経営は厳しいが、こうして皆さんに協力してもらえて今年も無事終えることができた」と深い感謝を表し、「これからも寮生、家族、職員、ボランティアの皆さん方と一緒に協力して、やすらぎホームを良くしていきたい」と力強く述べ、拍手が溢れた。
 サンタクロースに扮した犬からプレゼントが届けられ、大喜びの寮生たちは、お返しにダンスを披露し、会場は大盛り上がり。
 家族会が1年の感謝を込めて、職員やボランティアらへクリスマス・プレゼントを贈った。佐々木ホーム長は、「あぁ、嬉しいね」と喜びを噛みしめていた。
 また会の中で、聖北文化体育連合から同ホームに2500レアル相当の草刈機などが贈呈され、志村豊弘会長から手渡された。
 27年間、ボランティア活動をしている経営委員の山口洋子さん(二世、65)は、「もう寮生も職員もみんな兄弟みたいな仲で(ここでの活動が)楽しい」と笑み。
 司会を務めた洲崎順副委員長は、「おかげさまでいろんな会が手伝ってくれて今年を終えられる。来年はもっと付き合いを広げていきたい」と表情を引き締めていた。