JETRO=食のアンテナショップ開く=ブラジル販路の可能性探る

ニッケイ新聞 2010年2月12日付け

 JETRO(日本貿易振興機構)サンパウロセンター(佐々木光所長)は19日から3月10日の間、サンパウロ市ショッピング・イグアテミ(Av. Brig. Faria Lima, 2232 – Itaim Bibi)のスーパーマーケット・ポン・デ・アスーカル店内に、日本食材のアンテナショップ「JAPAN FOODS」を開設する。
 同ショップは日本の農水産品の海外販路拡大を目的に、商品の試飲・試食、試験販売から市場調査を行うもの。サンパウロ市のほか、インドのムンバイ、ベトナムのホーチミンの3カ所で実施する。
 サンパウロ市では、全国公募80品から選ばれた14都道府県21社の32品が出品される。その品目は調味料や酒、漬物、加工食品、菓子、アイスクリームなど。
 純米酒やこくわ酒のほか、今回は液みそ、ゆずこしょう、ごまドレッシング、桜ジャムなど珍しい調味料も多く取り揃えた。会場ではレシピを配布し、その調味料を使った調理方法を紹介する。
 19日夕方からは、レストラン「木下」で業界関係者、伯メディアらを招待したオープニング・レセプションも予定。
 20日には、「対伯食品輸出ミッション」としてブラジル市場の視察に訪れる出品企業以外の日本企業約15社も参加、記念品を配布する。
 案内に訪れた兵藤栄寿広報担当部長は、「多様な日本食材をみてもらい、ぜひ皆さんのご意見を聞きたい」と呼びかけた。
 詳細・問い合わせは、同センター(電話=11・3141・0788、メール=Shigetoshi_Hyodo@jetro.go.jp)まで。