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浜松市立校の国際クラス=ブラジル人子弟3人も巣立ち

ニッケイ新聞 2010年3月18日付け

 【静岡新聞】浜松市立高(伊藤茂昭校長)の卒業式が1日、浜松市中区広沢の同校で開かれ、408人が3年間の思い出とともに晴れの日を迎えた。同校に設置された「インターナショナルクラス」の1期生4人も日本や母国での進学を決め、「両国の懸け橋に」とそれぞれの道を歩み始めた。
 1期生はブラジル国籍の金川ナヤラさん、中道マリアナさん、広瀬サユリさんと、中国国籍の三浦秀美さん。1年目は4人で集中授業を受け、2年目からは普通科のクラスに所属して多くの仲間を得た。「クラスメートから勉強を教えてもらったりもした」「本当に楽しかった。市立高で良かった」と声を弾ませる。卒業式の後は、笑顔で友人や恩師と記念撮影した。
 4人の進路はさまざま。「先生になりたい」という広瀬さんは浜松学院大に進学し、母国語のポルトガル語を磨くとともに日本語教員の勉強も始めるという。
 金川さんと中道さんはそれぞれ家族とブラジルに帰国して大学進学を目指す。2人とも日本の生活が長く「現地での勉強に不安はある」という。しかし、金川さんは「アメリカで英語も勉強して世界中に行きたい」、中道さんは「日本もブラジルも両方好き。将来は大使館で働きたい」と夢を語る。
 中国の大学を受験する予定という三浦さんは「母国の文化や経済を学びたい。日本と中国の懸け橋になるという思いはずっと持ち続けます」と意気込んでいる。

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