大耳小耳

ニッケイ新聞 2010年3月24日付け

 チリの地震から約1カ月。先月27日の発生時に首都サンチアゴにいた知人がパタゴニアで4日に投函した葉書が今日23日に届いた。首都の中央郵便局を経由するのだろうから、届かないか、かなり時間がかかると思っていたのだが、約3週間で届いたことになる。被災したであろう郵便局の職員らの手を経た1枚の葉書。何とも嬉しく、強く復興を祈る気持ちにさせられた。
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 読者の方から、嬉しい贈り物が編集部にときおり届く。地元で採れた花の香りや果物の瑞々しさに季節感を感じさせてもらい、ありがたい限り。先日もサンタカタリーナのラーモス移住地の特産品である梨―豊水、21世紀―が届いた。まだまだ暑いサンパウロだが、南から届いた秋の味覚に舌を楽しませたい。
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 大相撲三月場所も中日を過ぎた。友綱部屋のブラジル出身2力士は、幕下西五枚目の魁聖、三段目西九枚目の魁心ともに4勝1敗。幕下は4人、三段目は6人の全勝力士をそれぞれ追いかける。後半の踏ん張りに期待。