大耳小耳

ニッケイ新聞 2010年4月6日付け

 岐阜県人会のやきそば会でやっていた、素焼き絵付け教室は珍しい試みだ。「温故知新」や「臥薪嘗胆」など自分の好きな言葉や気に入った絵柄を、その場で湯飲みとか茶碗、小皿に絵筆で描くもの。たった15レアルで世界唯一の、自分だけの器となる。ただし、小島さんが自宅の陶器工場に持って帰って焼くので、受け取るのは後日。書道教室とか絵画教室と一緒にやったら、さらに一興か。それにしても受け取るまでの数日間、さぞや待ち遠しいだろう。
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 住友商事は今月2日、同社が保有する南西石油(沖縄県)の全株式12・5%をペトロブラスの子会社Petrobras International Braspetro B.V.(在オランダ)に売却すると発表した。同社は約40年間南西石油の経営に携わり、一昨年からペトロブラスと共同運営。今後も同社との取引は続けるが、今回の売却で確保した経営資源を海外事業などの新展開に向けるとしている。ペトロブラスも日本進出に本腰か。
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 セマーナ・サンタが終わり、サンパウロは急に秋を感じさせる肌寒さ。「カーニバルが終われば夏も終わり」とは聞くが、変わらぬ暑さが続いた今年は少々時期がずれたよう。季節の変わり目、読者の皆さんも体調管理にご注意を。