琉球民謡保存会=若い愛好者増えてきた=11日に琉球民謡コンクール

ニッケイ新聞 2010年4月7日付け

 琉球民謡保存会ブラジル支部(座嘉比昇支部長)主催による「第16回民謡コンクール」が11日午後2時から、サンパウロ市の沖縄県人会館大サロン(R. Dr. Tomas de Lima, 72)で開催される。入場無料。
 今年は74人が出場し、新人、優秀、最高、グランプリの各カテゴリで日頃の練習成果を披露するほか、同支部を代表して昨年母県RBC放送の新春民謡紅白歌合戦に出場した男女二人も参加、演奏する。琉球舞踊協会の協力によるアトラクションもあり、協和婦人会が沖縄そばを販売する。
 同支部の会員は現在約200人。案内に来社した仲村善正実行委員長、座嘉比支部長、城間伸明会計によれば、最近は20歳以下の若い愛好者が増えてきているという。「移民百周年で興味を持ってくれたんでしょうか。文化継承の面でも安心です」と城間会計。座嘉比支部長も「楽しみ」と話す。
 当日は午後8時ごろ終了の予定。仲村実行委員長は「皆さんに喜んでもらえると思う。多くの来場をお待ちしています」と呼びかけた。