ベレン=アマゾニア日伯援協総会=組織改革委員会を設置

ニッケイ新聞 2010年4月8日付け

 【パラー州ベレン発】アマゾニア日伯援護協会(生田勇治会長)は、3月28日午前9時より、同協会の講堂で、臨時総会と定期総会を開催した。
 臨時総会は定期総会に先駆け、第2次召集により開催。会場には小島康三在ベレン領事、汎アマゾニア日伯協会の須藤忠志副会長、パラー商工会議所第3副会頭山本陽三はじめ、27人の会員出席のもと開催された。
 臨時総会の主な議題は「医療保険制度の可能な道」「不動産の売却譲渡」「特別委員会の報告」だった。
 同協会の現状は(運営許可証等)法定手続きが不備で多くの問題を抱えていることから、昨年開催した臨時総会で結成した援協組織改革委員会の意見書等を踏まえて今年の臨時総会開催となった。
 昨年11月27日に発令された新法令12・101、公益福祉団体の認可についての対策が主な議題で、法令に基づく法定積立金の捻出、医療保険制度の第三者への譲渡もしくは、新しい組織での運営など、特別委員会を組織して検討解決することとし、将来に向けてアマゾニア日伯援護協会はどうあるべきか、組織改革委員会を新たに設置し、早急に結論を出し、法的手続きを完了させ運営する。
 定期総会は正午より開催、2009年度事業報告及び収支決算書の審議・承認。2010年度の事業計画並びに予算案を審議し承認。5時間に渡る議論を重ね15時に終了した。(下小薗昭仁パラー州通信員)