コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2010年4月23日付け

 昨月末に移転した福祉センターで、初となるサンパウロ日伯援護協会の理事会が開かれた。
 司会の坂和三郎副会長が冗談交じりに「国会みたいですが…」と話すように、机にはマイクが据え付けられている。
 席を立ったもののマイクが遠いため、声が届かない。居心地悪そうに座り直して発言する理事、司会側が切り替えスイッチに戸惑う場面も。
 会議では、多少の会 計問題は残るものの、建設・移転委員会も解散を発表、拍手でお互いの苦労を労った。
 「色々と不備があって大変でしたけど、少しずつ慣れてきました」と安堵の表情の某職員。
 引越しから約一カ月。何とか落ち着いたようだが、元診療所にはやすらぎホームが移転を予定、休む暇もなく忙しくなりそうだ。コロニアの福祉を支え続ける援協に声援を送りたい。(剛)